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11/4(水)9:00~11/12(木)23:59
Bさん今年は年賀状を家で刷りたいの。でもプリンターが古くて、写真の顔色がくすんで見えるんです…
Aさん宛名の小さな字がにじむのも気になります。年賀状の時期しか使わないのに、高いのを買うのも迷っちゃう
2027年用の年賀はがきは、2026年11月2日に発売されました(日本郵便)。プリンターを選ぶなら、年末の刷る日が近づく前のいまの時期です。
年賀状は1枚のはがきに、写真や絵柄の面と宛名の面の2つがあります。写真はインクを紙にしみ込ませて色を出し、文字はインクの粒を紙の表面にとどめてふちをくっきりさせます。どちらの面を大事にするかで、選ぶ機種が変わります。
結論を先にお伝えします。
しかくインクの界面化学を研究してきたしかくです。年賀状は年に1回でも、プリンターは1年中使う家電です。「年賀状でどちらの面が主役か」と「ふだん何を刷るか」の2つで選んでください
タイプ別のおすすめはこちら
- 写真の年賀状を何十枚も刷る方
- ハガキを裏返さずに宛名まで刷りたい方
- スマホから5GHzのWi-Fiで印刷したい方
\6色・ハガキ60枚のEP-889A/
年賀状は面ごとに刷り方がちがう

家庭用のインクジェットプリンターのインクは、大きく染料と顔料の2つです。年賀状の2つの面は、それぞれ向くインクがちがいます。
写真の面|染料インクが紙にしみ込んで色を出す
- 染料は、色素が水に溶けたインクです。紙の中にしみ込んで色を出すので、写真の表面がなめらかに仕上がります
- 6色機は、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックに淡いシアン(ライトシアン)と淡いマゼンタ(ライトマゼンタ)を足しています
- 肌や空のような薄い色を、濃いインクの点をまばらに打たずに表せるので、顔のまわりに点のつぶつぶが見えにくくなります
宛名の面|顔料の粒が紙の表面にとどまる
- 顔料は、色の粒そのものを液体に散らしたインクです。粒は紙の繊維の奥まで入りにくく、表面にとどまって色をつくります
- そのため、文字のふちが紙の中へ広がりにくく、宛名の小さな字や郵便番号がくっきり出ます
- EW-559Aは黒だけが顔料で、カラーの3色は染料です。EP-889AとEP-719Aは6色とも染料です
はがきの種類|写真を刷るならインクジェット紙
2027年用の年賀はがきは、無地とインクジェット紙がどちらも1枚85円です(日本郵便)。インクジェット紙は、インクジェットプリンターで刷るために表面を加工したはがきです。写真や絵柄を刷るなら、こちらを選んでください。
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日)、エプソン公式の各機種の特長・仕様ページ
しかく写真の面は紙に「しみ込ませて」なめらかに、宛名の面は紙の上に「置いて」くっきり。同じ1枚のはがきでも、インクに求める働きは逆なんです
選ぶ順番は3つ

- 写真の面を主役にするか:家族の写真を大きく入れるなら6色機。イラストと文字が中心なら4色機でも刷れます
- 刷る枚数と両面:ハガキを何枚まとめて入れられるか。宛名と写真を裏返さずに続けて刷れる(ハガキの自動両面)か
- 置き場所とふだんの用途:棚に入れたまま使うなら収納時と使うときの奥行き。毎日塾のプリントを刷るなら、文字に強い顔料ブラック
Aさん年賀状は50枚くらいです。毎年それだけのために出してくるのが面倒で…
しかく3台とも紙を前から入れる形なので、棚に置いたまま使えます。使うときは前にトレイが出るので、手前に16〜19cmほど空けておいてください
写真の面を主役に|EP-889A

写真の年賀状を何十枚も刷るなら、カラリオ EP-889Aがおすすめです。2026年10月29日発売の6色機です。
- 6色の染料インク(カニ):淡いシアンと淡いマゼンタ入り。写真自動補正「オートフォトファイン!EX」が顔を見分けて、肌を明るく補正します
- L判写真 約13秒(光沢紙):3台でいちばん速い
- 前面2段トレイ:上の段にハガキ最大20枚、下の段にA4最大100枚(ハガキなら最大40枚)。合わせてハガキ60枚
- ハガキの自動両面:宛名の面と写真の面を、裏返さずに続けて刷れます(パソコンからの印刷時)
- 5GHzのWi-Fiに対応(Wi-Fi 5)・4.3型タッチパネル
寸法は収納時に幅349×奥行340×高さ142mm、使うときは奥行527mmです。価格は約4万円前後〜4万円台前半です(2026年11月4日時点)。
しかくハガキの自動両面は、裏返すときに上下を逆にして入れてしまう失敗がなくなります。年に1回だからこそ、手順を覚えなくて済むのが助かります
\写真の年賀状をたっぷり刷る6色機/
くわしくはエプソン EP-889A レビュー|5GHzのWi-Fiにつながる6色カラリオ【2026年】で解説しています。
棚に置ける6色|EP-719A

写真の年賀状を手ごろな価格で刷るなら、カラリオ EP-719Aです。写真の色をつくるのは、EP-889Aと同じ淡い2色入りの6色染料です。
- 6色の染料インク(カキゴオリ):肌や空のグラデーションがなめらか
- L判写真 約17秒(光沢紙)
- 前面トレイ:ハガキ最大40枚・A4最大100枚
- SDカードから直接プリント:デジカメの写真をパソコンなしで刷れます
- パソコン用アプリ「Epson Photo+」で、住所録から宛名の面も、絵柄の面も作れます
EP-719Aの仕様表には自動両面プリントがありません。宛名の面と写真の面は1面ずつ刷り、ハガキを裏返して入れ直します。寸法は収納時に幅390×奥行338×高さ163mm、価格は約2万円台前半〜半ばです(2026年11月4日時点)。
Aさん裏返すとき、上下をまちがえそうで心配です
しかく先に写真の面を全部刷ってから、宛名の面をまとめて刷る順番がおすすめです。宛名は普通紙で1枚ためし刷りして、向きを確かめてから本番に入ってください
\6色の写真を約2万円台で/
くわしくはエプソン EP-719A レビュー|6色はそのまま、トレイは選べる形に【2026年】で解説しています。
宛名とふだんの文書に|EW-559A

年賀状は宛名の文字を大事にしたい、ふだんは塾のプリントや書類を刷る。そんなご家庭にはEW-559Aがおすすめです。2026年10月29日発売の4色機です。
- 顔料ブラック:黒だけが顔料。宛名の小さな字、郵便番号の数字がにじみにくい
- 前面カセット:ハガキ最大30枚、A4の普通紙なら最大150枚
- ハガキの自動両面にも対応(パソコンからの印刷時)
- A4モノクロ約5.6円・15ipm(1分間に15面):塾のプリントの復習にも
- カラーは染料3色。写真も刷れますが、L判写真は約75秒で、6色機より時間がかかります
寸法は収納時に幅375×奥行347×高さ187mm。価格は約1万円台後半〜2万円前後で、3台のなかでいちばん手ごろです(2026年11月4日時点)。
しかく年賀状の時期はカセットの普通紙をハガキに入れ替え、刷り終わったら普通紙に戻すだけ。年に1回の年賀状と、毎日のプリントを1台でまかなえます
\宛名もプリントもくっきり刷れる/
くわしくはエプソン EW-559A レビュー|文字に強い顔料ブラックと普通紙150枚【2026年】で解説しています。
3台を数字で比べる

| 項目 | EP-889A | EP-719A/EW-559A |
|---|---|---|
| インク | 6色・染料(カニ) | 6色・染料(カキゴオリ)/4色・顔料ブラック+染料3色(IB17) |
| L判写真の速さ | 約13秒 | 約17秒/約75秒 |
| ハガキの枚数 | 最大60枚(前面2段) | 最大40枚/最大30枚 |
| ハガキの自動両面 | 対応(パソコンから) | 仕様表になし/対応(パソコンから) |
| A4モノクロ1枚 | 約5.1円 | 約7.4円/約5.6円 |
| L判写真1枚 | 約26.2円(増量インク) | 約37.3円/約35.0円 |
| 無線LAN | 2.4GHz・5GHz | 2.4GHz/2.4GHz |
| 収納時の寸法 | 幅349×奥行340×高さ142mm | 390×338×163mm/375×347×187mm |
| 参考価格 | 約4万円前後〜4万円台前半 | 約2万円台前半〜半ば/約1万円台後半〜2万円前後 |
エプソン公式の仕様ページより(印刷コストは税込)。参考価格は楽天市場・Amazonの新品価格(2026年11月4日時点)
写真の速さは、EP-889Aの約13秒とEW-559Aの約75秒で約6倍ちがいます。写真の年賀状を50枚刷るなら、この差が待ち時間になります。一方で、収納時の奥行きは3台とも34cm前後で、置き場所はほぼ同じです。
年賀状を刷る前にしておくこと

- 予備のインクを1セット:本体に入っているのはセットアップ用のインクです。写真の面を刷っている途中で止まらないように用意します
- 写真の面はインクジェット紙のはがきを選ぶ
- 最初の1枚は普通紙でためし刷り:宛名の位置と、はがきの向きを確かめます
- 元日に届けるなら12月27日(日)までに出す。年賀状の受付は12月20日(日)からで、それより前に出すとふつうの郵便として年内に届きます
- 年賀はがきの販売は2027年1月15日(金)まで(日本郵便)
日付は日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日)より。2027年用から受付開始と元日着の目安が後ろへずれています
しかく3台のインクはすべて別の種類です(カニ・カキゴオリ・IB17)。本体と一緒に、その機種のインクを選んでください
型番・参考価格

| 型番 | インク | 参考価格 |
|---|---|---|
| EP-889AW/AB/AP | カニ(KNI-6CL) | 約4万円前後〜4万円台前半 |
| EP-719A | カキゴオリ(KAK-6CL) | 約2万円台前半〜半ば |
| EW-559A | IB17(IB17CL4A) | 約1万円台後半〜2万円前後 |
3台とも2026年10月29日に発売され、楽天市場・Amazonで新品が販売されています。価格はモールやタイミングで前後します(2026年11月4日時点)。
写真を主役に|EP-889A
棚に置ける6色|EP-719A
宛名とふだんの文書に|EW-559A
よくある質問 Q&A

4色のプリンターでも、年賀状の写真は刷れますか?
はい、刷れます。EW-559Aもカラーは染料3色なので、写真や絵柄の面も刷れます。家族の写真を大きく入れて肌の色をなめらかに出したいなら、淡いシアンと淡いマゼンタが入った6色機(EP-889A・EP-719A)のほうが仕上がりがきれいです。
宛名の面を裏返さずに刷れるのはどれですか?
EP-889AとEW-559Aは、ハガキの自動両面プリントに対応しています(どちらもパソコンからの印刷時)。EP-719Aの仕様表には自動両面プリントがないので、1面ずつ刷ってハガキを裏返して入れ直します。
宛名の文字をいちばんくっきり刷れるのはどれですか?
黒だけが顔料のEW-559Aです。顔料の粒は紙の表面にとどまるので、小さな字のふちが紙の中へ広がりにくくなります。
年賀はがきは無地とインクジェット紙、どちらを買えばいいですか?
写真や絵柄をプリンターで刷るなら、インクジェット紙を選んでください。2027年用はどちらも1枚85円です(日本郵便)。
年賀状はいつまでに出せば元日に届きますか?
2027年用は12月27日(日)までが目安です。受付は12月20日(日)からで、それより前に出すとふつうの郵便として年内に届きます(日本郵便)。
まとめ|写真の面と宛名の面で選ぶ

- 年賀状は写真の面=染料インク、宛名の面=顔料ブラックが向いています
- 写真の年賀状を何十枚も、宛名と続けて刷るなら EP-889A(6色・ハガキ60枚・自動両面)
- 6色の写真を手ごろな価格で刷るなら EP-719A(約2万円台前半〜半ば)
- 宛名の文字をくっきり、ふだんは塾のプリントや書類も刷るなら EW-559A(顔料ブラック・ハガキの自動両面)
- 刷る前に予備インク・インクジェット紙のはがき・ためし刷り。元日に届けるなら12月27日までに
しかく年賀状は年に1回でも、プリンターは毎日のように使います。年賀状でどちらの面が主役か、ふだん何を刷るかを決めると、3台のうち1台に絞れます
それぞれのおすすめな方はこちら
- 写真の年賀状を何十枚も、裏返さずに刷りたい方に|EP-889A
\6色・ハガキ60枚のEP-889A/



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