Bさん冬は部屋が乾くし、春は花粉。加湿器と空気清浄機を別々に置く場所がないので、1台で済ませたいんです。
Aさんシャープにしようと思ったら、型番がたくさんあって…。何が違うのか、どれを選べばいいのか分からなくて。
シャープの加湿空気清浄機(2026年10月の公式ラインアップ)は6機種です。どの機種も、3つの技術を組み合わせています。暮らしの中で得られるものから先に並べます。
- 床に置くのは1台だけ:空気清浄と加湿を1台で。冬は加湿しながら、春は花粉を集める
- 部屋の空気にも働きかける:プラズマクラスターのイオンを吹き出し、空気中や布に付いたニオイ・菌に作用する
- 加湿してもファンの電気代だけ:気化方式なのでヒーターを使わない。吹出し口も熱くならない
- フィルターの交換目安は約10年:集じん・脱臭フィルターを長く使える(KI-UD50を除く)
しかく6機種の違いは、加湿量・プラズマクラスターの濃さ・フィルターの種類・本体の奥行きの4つでほぼ決まります。仕組みを知っておくと、型番の数字が「部屋の広さ」と「暮らし方」に置きかわって見えてきます
シャープの加湿空気清浄機の3つの技術と暮らしのメリット

シャープの加湿空気清浄機は、空気をきれいにする仕組みが2つ(空中浄化とフィルター浄化)と、加湿の仕組みが1つでできています。
| 技術 | 仕組み | 暮らしのメリット |
|---|---|---|
| プラズマクラスター(空中浄化) | イオンを部屋に放出し、菌などの表面から水素を奪って作用を抑える | カーテンやソファに付いたニオイ・静電気にも働きかける |
| コアンダフロー+集じんフィルター(フィルター浄化) | 壁に沿う気流でほこりを引き寄せ、細かい目のフィルターで捕まえる | 花粉・ハウスダストを本体に集める。フィルターの交換目安は約10年 |
| 気化方式の加湿 | ぬれた加湿フィルターに風を通して水を蒸発させる(ヒーターなし) | 電気代が安い・吹出し口が熱くならない・湿度が上がりすぎにくい |
※出典:シャープ公式(KI-WX70・KI-WS50の特長ページ、各機種の仕様ページ)より。浄化方式は全機種「プラズマクラスター 空中浄化&フィルター浄化」、加湿方式は全機種「気化方式」
しかく空気清浄機の役目は、本体に吸い込んだ空気をきれいにすることです。プラズマクラスターは吸い込めない場所(布に付いたニオイ)にも、イオンのほうから出かけていく仕組みです。シャープの加湿空気清浄機は、この2本立てで空気をきれいにします
プラズマクラスター|NEXT・25000・7000の違い

プラズマクラスターは、イオンを部屋に放出するシャープ独自の空気浄化技術です。イオンはカビ菌や細菌などの表面から水素原子(H)を奪い取って作用を抑え、奪った水素と結びついたOHラジカルは水(H2O)になって空気中に戻ります。
機種によってイオンの濃さが3段階に分かれ、濃いほど効果の幅と浄化のスピードが上がります。
| 種類 | イオン濃度の目安 | 搭載機種 |
|---|---|---|
| プラズマクラスターNEXT | 50,000個/cm³以上 | KI-WX100・KI-WX75・KI-WX70 |
| プラズマクラスター25000 | 25,000個/cm³ | KI-WS50・KI-UD50 |
| プラズマクラスター7000 | 7,000個/cm³ | KC-U50 |
濃さで変わる速さ(約41m³の密閉空間の試験)
- 静電気:5kVから0.5kVまで除電するのに、NEXT 約1.4分・25000 約2.7分・7000 約13分
- 付着したタバコ臭:気にならないレベルまで、NEXT 約30分・25000 約55分・7000 約90分
- NEXTだけの効果:付着したニオイ原因菌の除菌、ペットの皮膚菌の抑制、排せつ物臭の消臭
※イオン濃度は「中」運転時、プラズマクラスター適用床面積の部屋の中央(床上1.2m)での目安(壁際に設置)。試験は密閉した試験空間での結果で、実使用空間での結果ではありません。ニオイの種類や強さ、素材によって消臭効果は異なり、吹き出す風が当たらない部分のニオイは取れません。ペットの皮膚菌(20日後に99%抑制)・排せつ物臭(約6時間)はKI-HP100での試験。出典:シャープ公式(KI-WX70 特長「プラズマクラスター」)より
しかく犬や猫と暮らしていて、ソファやカーテンのニオイが気になるなら、NEXTの3機種がおすすめです。冬の静電気が気になる方には、NEXTの除電の速さ(25000の約2倍)もうれしいところです
集じん|コアンダフローとnanoHDフィルター

花粉やほこりは、本体に吸い込んでフィルターで捕まえます。シャープは吸い込み方と捕まえ方の両方に工夫を入れています。
吸い込み方|コアンダフロー
- コアンダ効果:吹き出した風が、壁などの面に沿って流れる現象。シャープはこの気流で、離れた場所のほこりも本体の背面全体へ引き寄せる
- 除電:プラズマクラスターの除電効果で、細かい粒子が壁や家具に付くのを抑える
捕まえ方|3枚のフィルター
- ホコリブロックプレフィルター:目の細かいフィルターで、大きなほこりを入口で止める(交換不要・抗菌・防カビ)
- nanoHDフィルター:ウイルスの約1/30にあたる0.003μmの粒子を99.9%以上、0.3μmの粒子を99.97%以上捕集(交換目安 約10年)
- ダブル脱臭フィルター:活性炭に吸着剤を加え、汗臭なども吸着(交換目安 約10年)
nanoHDフィルターを使っているのは、KI-WX100・KI-WX75・KI-WX70・KI-WS50の4機種です。KC-U50は静電HEPAフィルター(交換目安 約10年)、除湿もできるKI-UD50は集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安 約2年)です。
※集じん性能はフィルター単体の除去性能で、部屋全体での性能とは異なります。0.1μm未満の微小粒子は除去の確認ができていません。フィルターの寿命は使用状況によって早まる場合があります。出典:シャープ公式(KI-WS50 特長「集じん×脱臭」・各機種の仕様ページ)より
しかくフィルターの交換目安が約10年というのは、買ったあとにかかるお金がほぼ電気代だけということです。本体の価格を比べるときは、10年使う前提で見るのがおすすめです
加湿|2枚のフィルターに風を2回通す気化方式

シャープの加湿は6機種とも気化方式です。水を含ませた加湿フィルターに風を通して、水を蒸発させます。KI-WX100やKI-WS50は、集めた風を2枚の加湿フィルターに2回通し、より多くの水を気化させます。
暮らしのメリット
- 電気代が安い:ヒーターを使わないので、電気はファンの分だけ。KI-WS50は加湿空気清浄の「強」(600mL/h)で24W・1時間約0.74円、「静音」なら24時間つけて約3.3円
- 吹出し口が熱くならない:お湯を沸かさないので、小さな子どもやペットのいる部屋に置きやすい
- 清潔に保つ仕組み(KI-WS50):加湿していないときは加湿フィルターが水につからない位置で止まり、送風で乾かす。タンクのキャップにはAg⁺イオンカートリッジ(1年に1回の交換が目安)
- お手入れの手間を減らす:クエン酸と水を入れてボタンを押すと、加湿フィルターを自動で洗浄(KI-WX100・KI-WX75・KI-WS50。洗浄後はすすぎが必要)
気をつけること
- 風は室温より低い:水が気化するときに空気の熱を奪うため、吹き出す風は室温より低くなる。暖房をつけた部屋で使うのがおすすめ
- 水は水道水で:井戸水や浄水器の水は雑菌が繁殖しやすくなる
※加湿量はJEM1426に基づく室温20℃・湿度30%の値。電気代は31円/kWh(税込)で算出。Ag⁺イオンカートリッジの交換目安は1日2.5L使用時。出典:シャープ公式(KI-WS50 特長「加湿」・仕様、KI-WX100 特長「加湿」、KI-WX75 仕様)より
加湿器の方式による違いは、こちらで仕組みから説明しています。加湿器の種類と選び方|スチーム式・気化式・ハイブリッド式・超音波式の暮らしのメリットと違いを仕組みから博士(工学)・主婦歴30年が解説【2026年】
しかく気化方式は、部屋が乾いているほどよく蒸発し、湿度が上がると蒸発が減る仕組みです。冬じゅうつけっぱなしにしても、電気代と加湿しすぎの心配が少ない方式です
6機種の違いを数字で比べる

畳数の表記は、2026年から新しい基準(JEM1467:2026)が使われ始め、機種によって書き方が違います。ここではどの機種にもある「8畳を清浄する時間」と「加湿の畳数」で並べます。
| 機種 | 8畳の清浄/最大加湿量 | 加湿の目安(木造和室/プレハブ洋室) |
|---|---|---|
| KI-WX100 | 7分/1,100mL/h | 19畳/31畳 |
| KI-WX75 | 9分/900mL/h | 15畳/25畳 |
| KI-WX70 | 9分/750mL/h | 12.5畳/21畳 |
| KI-WS50 | 13分/600mL/h | 10畳/17畳 |
| KC-U50 | 12分/500mL/h | 8.5畳/14畳 |
| KI-UD50(除湿も) | 13分/400mL/h | 7畳/11畳 |
| 機種 | プラズマクラスター/フィルター | 寸法(幅×奥行×高さ)・質量 |
|---|---|---|
| KI-WX100 | NEXT/nanoHD | 427×305×700mm・約14kg |
| KI-WX75 | NEXT/nanoHD | 395×265×650mm・約12kg |
| KI-WX70 | NEXT/nanoHD | 395×265×650mm・約12kg |
| KI-WS50 | 25000/nanoHD | 384×230×619mm・約7.9kg |
| KC-U50 | 7000/静電HEPA | 399×230×613mm・約7.5kg |
| KI-UD50 | 25000/集じん・脱臭一体型 | 350×285×656mm・約13kg |
※8畳の清浄時間は空気清浄運転「強」の値。加湿量はJEM1426(室温20℃・湿度30%)。出典:シャープ公式(各機種の仕様ページ・2026年10月22日確認)より
機種ごとの特長
- KI-WX100:シリーズで加湿量がいちばん多い。本体前面のAIモニターで空気1Lあたりの粒子数を表示し、生成AI「NIAH」が1日3回、空気の状態を音声で知らせる。キャスター付き
- KI-WX75:KI-WX100と同じ2026年9月1日の発表。AIモニター・NIAHの音声案内・ペット対応(苦み成分入り)の電源コード
- KI-WX70:KI-WX75と同じ本体の大きさで、加湿量750mL/h。NEXTとnanoHDフィルターを搭載
- KI-WS50:奥行230mmの薄型。nanoHDフィルターと加湿フィルターの自動洗浄を、約7.9kgの本体に入れた
- KC-U50:奥行230mmの薄型で約7.5kg。シャープの空気清浄機のエントリーモデル
- KI-UD50:コンプレッサー方式の除湿(1日5.0L・50Hz)と衣類乾燥もできる。梅雨と冬を1台で
※NIAHの利用には「COCORO HOME」アプリの機器登録・「COCORO MEMBERS」への会員登録・インターネット環境が必要(基本は無料、有料プランあり)。出典:シャープ ニュースリリース(2026年9月1日)・各機種の製品ページより
型番・参考価格
| 機種 | 参考価格 |
|---|---|
| KI-WX100 | 約12万円台〜15万円前後 |
| KI-WX75 | 約8万円台半ば〜10万円前後 |
| KI-WX70 | 約7万円前後〜9万円前後 |
| KI-WS50 | 約5万円台後半〜6万円台 |
| KC-U50 | 約2万円台半ば〜4万円台前半 |
| KI-UD50 | 約4万円台〜7万円台 |
価格は楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングで前後します(2026年10月22日時点)。
\LDKを1台で|KI-WX100/
\リビングに|KI-WX75/
\NEXTとnanoHDを12畳クラスで|KI-WX70/
\奥行230mmの薄型|KI-WS50/
\寝室や子ども部屋に|KC-U50/
\除湿と衣類乾燥も|KI-UD50/
シャープ 加湿空気清浄機の選び方|4つの順番

どの機種も、空気清浄の畳数は加湿の畳数より広くなっています。だからまず加湿の畳数で大きさを決めます。
- 加湿の畳数で大きさを決める:木造のお宅は「木造和室」の畳数で見る。リビング15畳ならKI-WX75、12畳ならKI-WX70、寝室10畳ならKI-WS50
- 置き場所の奥行きを測る:家具のすき間や通路に置くなら、奥行230mmのKI-WS50・KC-U50
- ペット・ニオイ・静電気が気になるか:気になるならプラズマクラスターNEXTのKI-WX100・WX75・WX70。電源コードをかじられたくないならKI-WX75・WX100
- ほかに欲しいこと:空気のきれいさを数字と声で知りたい → KI-WX100・WX75/梅雨の除湿と部屋干しもしたい → KI-UD50
Aさんうちは木造で、リビングが12畳くらい。猫がいるから、ニオイも気になるな。
しかく木造和室12.5畳まで加湿できて、プラズマクラスターNEXTのKI-WX70が目安です。猫が電源コードをかじる心配があるなら、苦み成分入りのコードのKI-WX75がおすすめです
- LDKを1台で:シャープ KI-WX100 レビュー|空気のきれいさを数字と声で知らせる加湿空気清浄機。28畳を7分・加湿1,100mL/hを博士(工学)・主婦歴30年が解説【2026年9月発売】
- リビングに:シャープ KI-WX75 レビュー|0.003μmまでとらえるnanoHDフィルターと生成AIの音声案内。KI-UX75からの変更点を博士(工学)・主婦歴30年が解説【2026年9月発売】
- 前のモデルと迷ったら:KI-WX75とKI-UX75の違いは3つ|nanoHDフィルター・生成AIの音声案内・ペット対応コード。本体性能は同じ2台の選び方を博士(工学)・主婦歴30年が解説【2026年】
- 薄型を寝室に:シャープ KI-WS50 レビュー|ウイルスの1/30の粒子まで捕まえるnanoHDフィルターを博士(工学)・主婦歴30年が解説【2026年9月発売】
シャープ 加湿空気清浄機のよくある質問 Q&A

シャープの加湿方式は何ですか?
2026年10月の公式ラインアップの6機種は、すべて気化方式です。ヒーターを使わず、水を含ませた加湿フィルターに風を通して加湿します。KI-WX100やKI-WS50は、2枚の加湿フィルターに風を2回通して、より多くの水を気化させます。
プラズマクラスターNEXTと25000は何が違いますか?
イオンの濃さが違います(NEXT 50,000個/cm³以上、25000は25,000個/cm³)。シャープの試験では、静電気を除電する時間がNEXT約1.4分・25000約2.7分、付着したタバコ臭を消臭する時間がNEXT約30分・25000約55分でした。ペットの皮膚菌の抑制や排せつ物臭の消臭はNEXTだけの効果です(いずれも密閉した試験空間の結果)。
フィルターの交換はどれくらいで必要ですか?
KI-WX100・WX75・WX70・WS50のnanoHDフィルターとダブル脱臭フィルター、KC-U50の静電HEPAフィルターは、交換目安が約10年です。KI-UD50の集じん・脱臭一体型フィルターは約2年です。使い方によって早まる場合があります。
加湿したときの電気代はいくらですか?
気化方式なので、電気はファンの分だけです。KI-WS50は加湿空気清浄の「強」で1時間約0.74円、KI-WX70は約1.6円、KC-U50は約0.62円です(31円/kWh)。
ペットがいる家はどれがおすすめですか?
ペットの皮膚菌や排せつ物臭への効果があるプラズマクラスターNEXTの3機種(KI-WX100・WX75・WX70)がおすすめです。電源コードのいたずらが心配なら、苦み成分を配合したコードのKI-WX100・KI-WX75を選んでください。
買う前に試せますか?
家電レンタルのRentio(レンティオ)で、シャープの加湿空気清浄機を借りられます。寝室で運転音が気にならないか、部屋の湿度がどこまで上がるかを、自宅で確かめてから決められます。
まとめ|まず加湿の畳数、次に置き場所と暮らし方

- プラズマクラスター:イオンで空気中や布のニオイ・菌に働きかける。NEXTは25000・7000より速く、ペット向けの効果もある
- 集じん:コアンダフローで引き寄せ、nanoHDフィルターで0.003μmまで捕集。交換目安は約10年
- 加湿:6機種とも気化方式。電気代が安く、吹出し口が熱くならない
- 選び方:加湿の畳数(木造和室)→置き場所の奥行き→ペット・ニオイ→ほかに欲しいこと
こんな方におすすめ
しかくシャープの加湿空気清浄機は、どの機種も「イオンで部屋に働きかける」「フィルターで集める」「気化方式で加湿する」の3本立てです。違いは大きさと濃さなので、お部屋の広さと、いちばん困っていることから1台を選べます


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