キヤノン PIXUS XK140 レビュー|印刷性能はXK130のまま、パールホワイトの外観と2年保証の入口が加わった5色ハイブリッド。変更点を博士(工学)・主婦歴30年が解説【2025年10月発売】

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10月4日(日)20:00~10月9日(金)01:59

Bさん

プリンターって使う日にいちいち出すのが面倒で、結局リビングの棚に置きっぱなしなんです。でも白い四角い箱が、なんだか部屋から浮いて見えて…

Aさん

前のプリンターは保証が切れた2年目に動かなくなりました。修理代を聞いたら、新しいのを買うのとあまり変わらなくて

塾でもらったプリントの復習、年賀状、子どもの写真。毎日のように動くからこそ、置き場所と故障の心配はついて回ります。

2025年10月23日に発売されたキヤノンの「PIXUS XK140」は、前モデルのXK130から印刷のしくみをそのまま引き継ぎ、本体をパールホワイト塗装にして、Canon IDの登録で無料保証を2年に延ばせるようにしたモデルです。XK130はすでにキヤノンが生産を終えていて、XKシリーズの5色モデルはXK140に入れ替わりました。

しかく

XK140とXK130の仕様をキヤノン公式の資料で1行ずつ並べると、印刷コストも速さも寸法も、数字はすべて同じでした。だからこそ、キヤノンが今回手を入れたのは「置いて、長く使う」ところだとはっきり分かります。

目次

家庭のプリンターで出てくる3つの困りごと

家庭のプリンターで出てくる3つの困りごと

家で使うプリンターについて、よく話に上がるのは次の3つです。

1. 出しっぱなしにすると部屋で浮いて見える

XK140の大きさは約372×345×142mm、重さは約6.6kgです。毎回しまって出すには重く、多くの家ではリビングや書斎の棚に置いたままになります。置きっぱなしになる家電ほど、本体の色や表面の質感が毎日目に入ります。

2. 保証が1年で切れたあとの故障が心配

ピクサスの無償修理の保証は、お買い上げ後1年間です。保証が切れたあとの引取修理は、前モデルXK130の場合で修理料金22,000円と引取修理サービス利用料金3,300円、合計25,300円(税込)かかります(キヤノン公式の修理料金より)。

3. 印刷代が気になって刷るのをためらう

塾でもらったプリントの解き直し、年賀状、写真。家庭の印刷は1回の枚数は少なくても、回数が多いのが特徴です。1枚あたりの印刷代が高いと、刷る前に一度ためらうことになります。

しかく

この3つのうち、1と2に新しく手を入れ、3はXK130の低コストをそのまま引き継いだのが今回のXK140です。

部屋になじむパールホワイト

PIXUS XK140のパールホワイト塗装

XK140は、本体にパールホワイト塗装を新たに採用しました。キヤノンが新しく開発した特別色で、非常に細かい粒子によって、見る角度や光の当たり方で表情が変わります(キヤノン発表より)。

ここが今回いちばん目に見える変化です。パールの仕上げは、XK140で新たに採用したものです。キヤノンは本体のコンパクトさを保ったまま、家庭のインテリアに調和するデザインとしてこの塗装を選びました。

本体の大きさと重さはXK130と同じ約372×345×142mm・約6.6kgです。前面のカセットと背面の後トレイの2か所から給紙する形もそのままなので、XK130を置いていた場所に、そのまま置き換えられます。

しかく

パールの塗装は、朝の自然光と夜の照明で見え方が変わるのがおもしろいところです。リビングの窓ぎわに置く家ほど、この白の違いを毎日楽しめます。

登録で無料保証が2年に

MyPrint Withで無料保証が2年に

XK140の発売に合わせて、キヤノンはプリンター連携サービス「MyPrint With」を始めました。「Canon PRINT」アプリ(PC版・モバイル版)からプリンターをCanon IDに連携すると、次のサポートが使えます。登録は無料です。

  • 無料保証が2年:通常の1年に1年延長(キヤノン純正インクの使用が条件)
  • 不具合のアラート:ネットワークの接続に不具合があるときに通知
  • チャットで問い合わせ:アプリからチャットボットに24時間
  • 高機能スキャン:モバイル版アプリで高圧縮PDFや、文字で検索できるサーチャブルPDFを作成

保証が切れたあとの引取修理は、XK130の例で合計25,300円(税込)です。2年目の故障も無料で直せるのは、本体価格の半分を超える修理代への備えになります。

Aさん

登録って、買ってすぐにしないといけないんですか?

しかく

セットアップでCanon PRINTアプリを入れるときに、その流れでCanon IDの登録まで済ませておくのがいちばん確実です。保証書とレシートも一緒にしまっておいてください。

印刷コストと速さはXK130と同じ

PIXUS XK140とXK130の印刷コストと速さ

XK140の印刷コストは、A4普通紙のカラー文書が1枚約4.2円、モノクロ文書が約1.7円、L判フチなし写真がインクと用紙の合計で約10.7円(いずれも税込・キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド使用時)です。XK130の数値も、2026年9月現在のキヤノン公式の案内で同じ値になっています。

速さも同じです。L判フチなし写真は1枚約16秒、A4普通紙はカラー約10.0ipm・モノクロ約15.0ipm(1分あたりの枚数)、A4カラー文書の原稿台コピーは1枚約16秒です。キヤノンは印刷の中身を変えずに、キヤノンオンラインショップの価格をXK130の42,900円から41,250円に下げました(いずれも税込・発売時)。

塾でもらったプリントをコピーして解き直す場合、A4モノクロ約1.7円で計算すると、たとえば1日5枚を30日刷って1か月約255円です。カラー消去コピー(原稿のカラー部分を消してブラックの文字だけを残すコピー)を使えば、赤で書き込んだ答えや丸つけを消して、同じ問題を何度でも解き直せます。

基本性能は5色インクと2WAY給紙

PIXUS XK140の基本性能

新しくなった点は外観と保証の2つです。基本性能は次の4つです。

  • インク:顔料ブラック+染料4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の5色ハイブリッド
  • 給紙:前面のカセットと背面の後トレイの2WAY給紙。普通紙は各100枚、はがきは後トレイに40枚。自動両面は普通紙とはがきに対応
  • 接続:4.3型タッチパネル、Wi-Fiは2.4GHz帯・5GHz帯、QRコードを読み込むだけで接続設定、印刷を指示すると自動で電源オン
  • コピー:カラー消去・冊子・2in1/4in1・IDカード・枠消しコピー。同梱のマルチトレイでディスクのレーベル印刷、SDカードから写真を直接プリント

5色ハイブリッドの要は、2種類のインクの刷り分けです。顔料インクは粒子が紙の表面にとどまるので、普通紙の細かい文字がにじみにくく、染料インクは紙にしみ込んで発色するので、写真の色を鮮やかに出せます。

しかく

年賀状の季節には、カセットにA4、後トレイにはがきを入れっぱなしにしておけるのが助かります。塾のプリントをコピーするたびに、はがきを抜く手間がありません。

PIXUS XK140のスペック

PIXUS XK140とXK130の数値
項目PIXUS XK140
インク5色ハイブリッド(独立)XKI-N21C/N21M/N21Y/N21BK/N20PGBK
最高解像度4,800×1,200dpi
印刷速度L判フチなし写真 約16秒/A4カラー 約10.0ipm・モノクロ 約15.0ipm
印刷コスト(税込)A4カラー 約4.2円/A4モノクロ 約1.7円/L判写真 約10.7円
給紙後トレイ・カセット 普通紙各100枚(はがきは後トレイ40枚)
液晶4.3型タッチパネル
接続Wi-Fi(2.4GHz帯/5GHz帯)・Hi-Speed USB
稼働音約44.5dB(A)
消費電力コピー時 約27W/待機時 約1.0W
大きさ・重さ約372×345×142mm・約6.6kg
本体色パールホワイト

出典:キヤノン公式(PIXUS XK140 仕様)より

待機時の消費電力は約1.0Wなので、自動電源オンのために電源を入れたままにしておいても、電気代はほとんど気になりません。

買う前にいちばん確認していただきたいのは奥行きの約345mmです。後トレイに用紙を立てて入れ、前面のカセットから引き出すので、置く棚の奥行きと前後のすき間を先に測っておくと設置場所を決めやすくなります。USBケーブルは付属していないので、パソコンとUSBでつなぐ方は別に用意してください。

型番・参考価格

PIXUS XK140の型番と参考価格
型番本体色参考価格
PIXUS XK140パールホワイト約3万6千円〜4万2千円前後

価格は店やタイミングで動きます。2026年10月6日時点で、楽天市場とYahoo!ショッピングでは3万円台後半から4万1千円台の店が並んでいます。前モデルのXK130はキヤノンが生産を終えているので、これから買うならXK140です。

よくある質問 Q&A

PIXUS XK140のよくある質問

XK130との違いは何ですか?

本体のパールホワイト塗装と、Canon IDの登録で無料保証が2年になるMyPrint Withへの対応、キヤノンオンラインショップの価格(XK130の42,900円→41,250円・税込)です。印刷コスト・印刷速度・大きさ・重さ・5色ハイブリッドインクは同じです。

はがきの両面は自動で印刷できますか?

郵便はがき・インクジェット郵便はがき・キヤノン純正はがきの自動両面プリントに対応しています。はがきの自動両面には対応ソフトが必要です。はがきは後トレイに40枚までセットできます。

5GHzのWi-Fiにつながりますか?

2.4GHz帯と5GHz帯の両方につながります(IEEE802.11ac/n/a/g/b)。接続はプリンターの画面に出るQRコードをスマホで読み込むだけで設定できます。

USBケーブルは付属していますか?

USBケーブルもLANケーブルも付属していません。パソコンとUSBでつなぐ方は、別にご用意ください。

修理はいつまで受けてもらえますか?

ピクサスの修理対応期間は、製造打ち切り後5年間です。無償修理の保証はお買い上げ後1年間で、MyPrint Withに登録するとさらに1年延びます。

まとめ|キヤノン PIXUS XK140 はこんな1台

PIXUS XK140のまとめ

PIXUS XK140は、リビングに置いて家族みんなで使い続けるときの困りごとに答えを用意したモデルです。

部屋で浮いて見える悩みにはパールホワイト塗装。保証が切れたあとの故障には、Canon IDの登録で2年になる無料保証。印刷代には、XK130から引き継いだA4カラー約4.2円・モノクロ約1.7円。そのうえで基本性能は、顔料と染料を刷り分ける5色ハイブリッドインク、前後2か所の2WAY給紙、5GHzのWi-FiとQRコードの接続、カラー消去コピーです。

買う前に見ていただきたいのは、置く棚の奥行き(本体は約345mm)と、USBで使う場合のケーブルの用意です。

しかく

印刷のしくみはXK130と同じなので、XK130で満足していた方がそのまま選べます。リビングに出しておいて、塾プリントの復習から年賀状まで家族で長く刷る家のための1台です。

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