Yチェアには実は座面の高さが2つあります。43㎝と45cm。どちらがよいのか迷う方も多いかもしれません。テーブルとの高さやご自身の身長など、参考に選ぶのがよいのかもしれません。Yチェアが作られた背景、平均身長、長期使用の観点から考えてみます。
現在の日本人の体形では43㎝の方が適しているのではないかと思っております。
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1月16日(月)01:59
Yチェアの制作時期
Yチェアのデザイナーは20世紀を代表する家具デザイナーのハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー。彼は500以上の椅子をデザインしており、誰もが一度は彼の椅子に座ってみたいと憧れを抱くような美しく機能的な作品を世の中に送り出しています。Yチェアは背もたれのデザインが「Y」に見えることから「Yチェア」の愛称で世の中の方々から愛されています。
1950年にハンス・ヨルゲンセン・ウェグナーによって作成され、デンマークの家具メーカー、カール・ハンセン&サンにて販売され現在に至っています。発売当初は43㎝でした。2016年以降は45㎝が標準になっています。
その当時の西欧人の平均身長はどのくらいだったのでしょうか?
1950年代のスウェーデンの男性(1930年代生まれ)の平均身長は約175㎝(出典:OECD(2014),How Was Life?)もあったようです。
※1950年代のデンマークの平均身長のデータがわからず、スウェーデンの身長を記載いたしました。
現在の日本人の平均身長
現在の日本人の平均身長をみてみます。
2000年ぐらいから、大きな変化はなく男性はおよそ171㎝、女性は158㎝で推移しています。
ちょうど1950年代の西欧人と同レベルの身長なのです。
身長の観点から推察すると、43㎝が良いかもしれません。
※ただ、、、最近は足が長くなっていますので、45㎝でもフィットする方は増えていると思います。
Yチェアクッション使用の場合
より長く丁寧に使用したいのであれば、クッションは必要な気がしています(クッションをしないで16年使用していましたが、ここまで痛むんだ!という使用感でしたので)。このクッションが厚みが2㎝ぐらいあります。
クッションを使用するならば、その厚みを考え、やはり43㎝が今の日本人の標準体形には合っているような気がするのです。
まとめ
以下の3つの観点から、現在の日本人の体形の場合、43㎝が良いような気がしています。
- Yチェアが製造された当時の西欧人の平均身長(成人男性)は175㎝であった
- 現在の日本人の平均身長(成人男性)は171㎝である
- クッションを使用する場合、クッションの厚みは2㎝である
ご自身の身長・体系がどうなのかによるのかなとも思いますので、比較しながらどのサイズにするのかご検討されてみてはいかがでしょうか。
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