\スマイルセールのエントリーは始まっている/
8/28(金)9:00~9/3(木)23:59
Bさん26畳のリビングのエアコンを入れ替えることになったんですが、うちは朝から夜までつけっぱなしなんです。電気代が心配で、どこを見て選べばいいのか…
Aさんわたしも同じです。夏のことばかり考えていたんですけど、そういえば冬もずっとつけてますよね。夏と冬、どっちで多く使っているのかも分かっていなくて。
ダイキンのフラッグシップ「うるさらX(Rシリーズ)」の26畳タイプ、AN806ARP-Wです。2025年11月1日に発売されました。
この機種を見るときにいちばん先に知っておきたい数字が、1年間に使う電気の内訳です。年間2,655kWhのうち、暖房が1,849kWh。約7割が冬に使われています。26畳の部屋の電気は、夏ではなく冬に消えていきます。
結論を先にお伝えします。
- 8.0kWの機械が、冷房0.3kWまで出力を下げられます。最大8.2kWの約27分の1。設定温度に届いたあと、止めずに弱いまま運転を続けます
- この制御が入るのは2.2kWから8.0kWまで。26畳のAN806ARPが、搭載されるいちばん大きいサイズです。29畳のAN906ARPには入りません
- 26畳用と書かれていますが、それは暖房のめやす。冷房なら22〜33畳まで届きます
しかくエアコンの説明は、どうしても立ち上がりの速さの話に寄りがちです。ただ、ダイキンが2026年モデルで手を入れたのは運転時間の約8割を占める、ついている間ずっとの時間のほうでした。26畳のリビングは、冷やしきる時間より、その温度を保つ時間のほうがはるかに長い部屋です
同じ26畳のうるさらXでも、買うルートで型番が変わります
- 家電量販店とネット通販で売られている型番です
- 標準工事費込みの商品と、本体だけの商品が混在しています
- 取り付けまで一度の注文で終わらせたい方は、工事費込みの商品を選んでください
- 電源は単相200V・20A。コンセントの形はエルバー型です
\工事費込みの商品もあります/
26畳のリビングで、電気はいつ使われているか

広いリビングのエアコンには、6畳や8畳の部屋とは違う困りごとが3つあります。
つけっぱなしになる
リビングは家族が入れ替わり立ち替わり使う部屋です。こまめに消すと、そのたびに部屋の温度が動き、戻すためにまた電気を使います。結果として、朝から夜までつけたままにするご家庭が多くなります。
ダイキンが自社アプリにつながったエアコン1万件以上を調べたところ、運転時間の約8割は、設定温度に届いたあとの安定した運転でした。立ち上がりは全体の2割ほどしかありません。出典:ダイキン工業 ニュースリリース(2025年9月29日)
夏と冬、どちらで多く使っているか分からない
カタログには年間の期間消費電力量が1つ書かれているだけのことが多く、内訳までは目に入りません。AN806ARPは年間2,655kWh。その内訳は暖房1,849kWh、冷房806kWhです。暖房が約7割を占めます。
体感と逆に感じる方が多いところです。夏のほうが暑くて長くつけている気がするのに、電気を多く使っているのは冬のほうでした。外が寒いほど、外から熱を集める仕事は重くなります。
帰宅直後の暑さが取れない
26畳の空気を動かすには時間がかかります。しかも夏のエアコン使用時間は、2019年と2023年を比べて約2倍に増えました。暑い日が増えたぶん、帰ってきてすぐの1時間が長く感じられます。
8.0kWの機械が、冷房0.3kWまで下がる

2026年モデルで新しく入ったのがプレミアムPIT制御です。設定温度に届いたあとの弱い運転を、こまかく刻んで調整する仕組みを指します。ダイキン独自のスイングコンプレッサーと、電子膨張弁を連動させて冷媒の温度をこまかく変え、ごく弱い出力のまま運転を続けます。
AN806ARPの冷房能力は8.0kW、幅は0.3〜8.2kWです。下限の0.3kWは、上限8.2kWの約27分の1にあたります。8.0kWクラスの機械が、それだけ小さい出力で回り続けられます。
ここまで下げられると何が変わるのか。従来は、室温を保つために運転を止めては入れ直す動きを繰り返していました。この入り切りのたびに電力を使います。弱いまま回し続けられれば、その分がなくなります。室温の上下も小さくなります。
この制御が入るのは8.0kWまで
プレミアムPIT制御の搭載は2.2kWから8.0kWの機種と決まっています。つまり26畳のAN806ARPが、この制御が載るいちばん大きいサイズです。ひとつ上の29畳・9.0kWのAN906ARPには入りません。
29畳のほうが上位に見えますが、安定運転の電力という一点では26畳が上限です。部屋の広さが26畳前後で迷っているなら、ここは判断材料になります。
※「冷房最小能力を従来の約40%低減」という数値は、14畳のAN405ARP(0.5kW)とAN406ARP(0.3kW)を比べたものです。26畳での比較ではありません。出典:ダイキン工業 ニュースリリースより
起動の電力を、学習で減らす

残りの2割、立ち上がりの時間にも手が入っています。新しく2つの制御が加わりました。
部屋を覚えて、無駄な全力運転をやめる|エコブースト制御
エコブースト制御は、室内と屋外の設置環境や使われ方を学習して、起動のしかたを決める仕組みです。
従来は、室外機が厳しい場所に置かれていても素早く立ち上がるように、どの家でも同じ強さで起動していました。日当たりのよいベランダに合わせた運転を、風通しのよい北側の家でもしていたわけです。学習が入ると、その家に必要なぶんだけで済みます。設定温度までの到達時間はそのままで、消費電力量が冷房で最大5%、暖房で最大8%減ります。
35℃を超えた日は、風を人ではなく部屋に向ける|猛暑時スピード気流
猛暑時スピード気流は、外気温が35℃以上のときに、大風量で部屋の中央へ涼風を送る運転です。
ふだんのダイキンは、人に直接風を当てないことを優先して天井づたいに風を回します。快適さのための作りですが、猛暑日の帰宅直後にはもどかしく感じます。外が35℃を超えた日だけは室温を下げるほうを優先し、部屋の中央に向けて涼風を届けます。設定温度に届くまでの時間が約17%短くなります。
風向を自動にしているときに働きます。手動で固定していると動きません。
※5%・8%・17%はいずれも14畳のAN406ARPを使った環境試験室での測定値です。冷房は外気温35℃・設定27℃、暖房は外気温7℃・設定20℃。到達時間の比較は外気温40℃・室温40℃で、従来機57分に対し47分。26畳での測定値ではありません。使用環境により結果は変わります。出典:ダイキン工業 ニュースリリースより
冷房と暖房で、畳数のめやすが違う

「おもに26畳用」と書かれていますが、この26畳は暖房のめやすです。
| 項目 | 暖房 | 冷房 |
|---|---|---|
| 畳数のめやす | 21〜26畳(35〜43㎡) | 22〜33畳(36〜55㎡) |
| 能力 | 9.5kW(0.4〜12.2) | 8.0kW(0.3〜8.2) |
| 消費電力 | 2,450W(85〜3,730) | 2,910W(90〜3,060) |
| 期間消費電力量 | 1,849kWh | 806kWh |
出典:ダイキン工業 公式サイトより
木造の和室なら暖房21畳、鉄筋の洋室なら26畳。冷房は木造22畳、鉄筋なら33畳まで届きます。暖房で足りる広さのほうが、いつも狭くなります。外の空気から熱を集める仕組みなので、外が寒いほど集められる熱が減るためです。
だからエアコンのサイズは、冷房ではなく暖房のめやすで選びます。26畳のリビングに「冷房26畳まで」の機種を入れると、真冬に力が足りなくなります。
外が2℃でも9.1kW
AN806ARPの低温時の暖房能力は9.1kWです。外気温2℃のとき、パワフル設定で出せる能力を指します。定格の9.5kWに近い数字が、真冬の外気温でも残っています。年間の電気の7割が暖房に使われる部屋では、ここが働く時間がいちばん長くなります。
省エネの数字はAPF5.7、省エネ基準達成率100%(2027年度)です。
※ダイキンが「業界トップクラス」としているAPF7.3・6.6は、14畳のAN406ARPと18畳のAN566ARPの数値です。26畳のAN806ARPは5.7で、同じ数字にはなりません。エアコンは能力が大きいほどAPFが下がる傾向があります。出典:ダイキン工業 ニュースリリースより
水を足さずに加湿する機能はそのまま

うるさらXが他のシリーズと分かれるのは、加湿と換気を本体で持っているところです。2026年モデルでもそのまま残っています。
- うるる加湿:外の空気に含まれる水分を室外機で取り込み、部屋へ運びます。タンクに水を入れる作業がありません
- 給気換気:窓を開けずに外の空気を取り込みます
- ストリーマ:高速の電子を当てて、カビやニオイのもとを分解する仕組みです
- さらら除湿:室温を下げすぎずに湿度だけを落とします
- 高外気タフネス冷房:外気温50℃でも冷房運転を続けられます
- 低外気タフネス暖房:外気温マイナス25℃まで暖房運転ができます
- 室温パトロール:停止中でも室温を見て、28℃以上になると自動で冷房を始めます。冬は室温が下がると暖房を始めます
- 水内部クリーン:運転で出た水を使って、内部を洗い流します
加湿器を1台置くと、給水と掃除が毎日の仕事に加わります。26畳の部屋に必要な加湿器はそれなりの大きさになり、置き場所も要ります。その手間ごと本体に入っているのが、このシリーズを選ぶ理由になります。
室外機も変わりました。熱交換器の表面積を広げ、圧縮機に動力ロスの少ないモーターを使っています。標準使用期間10年を過ぎた同社の機種と比べて、年間消費電力量が約8%減ります。10年以上使ったエアコンからの買い替えなら、ここがそのまま差になります。
※約8%は2015年のAN56SRPと2026年のAN566ARPを比べた数値で、18畳どうしの比較です。50℃は室外機の吸い込み温度で、その温度で冷房能力を保証するものではありません。出典:ダイキン工業 ニュースリリースより
AN806ARP-W のスペック

設置の前に確かめておきたい数字をまとめます。
| 項目 | AN806ARP-W |
|---|---|
| 発売 | 2025年11月1日 |
| 畳数のめやす | おもに26畳(冷房22〜33畳/暖房21〜26畳) |
| 冷房能力 | 8.0kW(0.3〜8.2)/消費電力2,910W |
| 暖房能力 | 9.5kW(0.4〜12.2)/消費電力2,450W |
| 低温時の暖房能力 | 9.1kW(外気温2℃・パワフル設定時) |
| 期間消費電力量 | 年間2,655kWh(暖房1,849/冷房806) |
| APF | 5.7 |
| 省エネ基準達成率 | 100%(2027年度) |
| 電源 | 単相200V・20A/エルバー型コンセント |
| 室内機 | 幅798×高さ295×奥行370mm/16.5kg |
| 室外機 | 幅850(+89)×高さ862×奥行320(+72)mm/59kg |
| 配管 | 最大15m(チャージレス15m)/高低差12m/2分4分 |
| 冷媒 | R32(封入量1.41kg・GWP675) |
出典:ダイキン工業 公式サイトより。室外機のカッコ内は突起部の寸法です。
気をつけたいのは室外機の59kgです。6畳用の室外機がおよそ25kg前後ですから、倍以上あります。ベランダに置く場合は、置き台の耐荷重と、点検のために人が入れる隙間を先に見ておいてください。
電源も確認が要ります。単相200V・20Aで、コンセントの形はエルバー型です。100Vのコンセントしかない部屋では、分電盤からの切り替え工事が別に必要になります。
型番と買い方|3つのルートと工事の有無

26畳のうるさらXは、同じ中身でも売られるルートによって型番が変わります。ここを知らずに検索すると、買えないページばかり出てきます。
| 型番 | ルート | 中身 |
|---|---|---|
| AN806ARP | 家電量販店・ネット通販 | 室内電源・単相200V |
| S806ATRP | 住宅設備店・リフォーム店 | 室内電源。AN806ARPと同じ |
| S806ATRV | 住宅設備店・リフォーム店 | 室外電源・直結で別物 |
楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングで探すならAN806ARPです。S806ATRPは本体だけで売られていて、取り付け工事は自分で手配することになります。安く見えても、工事費を足すと総額は変わりません。
末尾のATRVは室外電源タイプです。室外機側から電源を取る配線で、ATRPとは工事の内容が変わります。型番が1文字しか違わないので、注文の前に必ず見てください。
同じAN806ARPでも、工事費込みと本体のみがある
ネット通販では、同じAN806ARP-Wが標準工事費込みのセット商品と本体だけの商品の両方で売られています。総額が大きく変わるところなので、商品名と説明欄で先に確かめてください。
- 取り付けまで一度で終わらせたい方 ➤ 標準工事費込みの商品
- 工事を頼む先がすでにある方・新築やリフォームで工事が別に決まっている方 ➤ 本体だけの商品
本体色はホワイト(-W)の1色です。
\26畳・8.0kW/うるさらX AN806ARP-W/
同じうるさらXの20畳タイプについて、2026年モデルと前のモデルで何が変わったのかをまとめています。

うるさらXの6畳タイプ AN226ARS のレビューです。同じ加湿と換気が、単相100Vの機種でどこまで使えるのかを書いています。

ダイキン・三菱・パナソニック・日立・東芝を畳数別と価格帯別に整理した一覧です。

よくある質問 Q&A

購入前に多い質問をまとめました。
29畳のAN906ARPとは何が違いますか?
能力が9.0kWに上がり、対応する広さが広がります。ただしプレミアムPIT制御の搭載は2.2kWから8.0kWの機種までなので、AN906ARPには入りません。26畳のAN806ARPが、この制御が載るいちばん大きいサイズです。広さが足りるなら、安定運転の電力という点ではAN806ARPのほうが有利になります。
S806ATRPはAN806ARPと同じものですか?
住宅設備店やリフォーム店が扱うルートの型番で、室内電源・単相200Vという中身はAN806ARPと同じです。違うのは売り方で、S806ATRPは本体だけの販売になり、取り付け工事は自分で手配します。すでに工事を頼む先が決まっている方に向いています。
S806ATRVも同じですか?
別物です。ATRVは室外電源タイプで、室外機側から電源を取る配線になります。ATRPとは工事の内容が変わるため、取り違えるとそのままでは設置できません。末尾のPとVを必ず確かめてください。
通販の価格に工事費は含まれますか?
商品によって違います。同じAN806ARP-Wでも、標準工事費込みのセット商品と本体だけの商品が並んで売られています。総額が大きく変わるところなので、商品名と説明欄を先に見てください。なお、100Vから200Vへの切り替えや、配管の延長、既存機の取り外しは、標準工事に含まれないことがあります。
電気代はどのくらいになりますか?
期間消費電力量は年間2,655kWhです。1kWhあたり31円の目安単価で計算すると、年間およそ82,000円になります。うち暖房が1,849kWhですから、金額でも冬側が大きくなります。実際の電気代は、契約している料金プラン、部屋の断熱、設定温度、運転時間で変わります。
26畳より狭い部屋に使ってもいいですか?
使えますが、おすすめはしません。エアコンは能力が大きいほど本体の価格が上がり、APFも下がる傾向があります。冷房のめやすは22〜33畳、暖房は21〜26畳です。部屋がこれより狭いなら、23畳のAN716ARPや20畳のAN636ARPのほうがちょうどよいサイズです。畳数は暖房側の数字で選んでください。
※電気代は1kWhあたり31円で計算した目安です。公表されている数値は期間消費電力量(kWh)で、金額はこちらで換算したものです。
まとめ|26畳は、この制御が載る最大のサイズ

ダイキン AN806ARP-W を3点にまとめます。
- ついている間ずっとの時間を削る機種です。冷房0.3kWまで出力を下げて運転を続けられ、止めては入れ直す動きが減ります
- 26畳がこの制御の上限サイズです。29畳のAN906ARPには入りません
- 年間2,655kWhのうち1,849kWhが暖房です。電気を多く使うのは冬側で、外気2℃でも9.1kWの暖房能力が残ります
しかく26畳のリビングは、家の中でいちばんエアコンが動いている時間が長い部屋です。だからこそ、立ち上がりの速さより保っている間の電力を見たほうが、1年たったときの差が出ます。加湿器を置かずに済むことも、この部屋では大きい要素です
買う前に、型番をもう一度
- 26畳のリビングで、朝から夜まで運転する方
- 冬の電気の使われ方まで見て選びたい方
- 加湿器を置かずに冬の乾燥に備えたい方
- 取り付け工事まで一度の注文で終わらせたい方
\26畳・8.0kW/うるさらX AN806ARP-W/
26畳のリビングに入れる1台を探している方の参考になればうれしいです。



コメント