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10月4日(日)20:00~10月9日(金)01:59
Bさん年賀状と子どもの写真は家で刷りたいけれど、棚に大きなプリンターは置けないんです。
Aさん塾でもらったプリントを毎日コピーして解き直させているので、モノクロ1枚がいくらなのか知っておきたいです。
置き場所と、ふだんのプリント代。家庭のプリンター選びでは、この2つのお話をよく伺います。
2026年10月29日に発売されるエプソンの「カラリオ EP-719A」は、前モデルEP-717Aの6色インクとコンパクトな本体を受け継いだ複合機です。そのうえで、ディスクトレイを別売りにして必要な人が選べる形にし、無線LANの規格を新しくし、A4モノクロ文書の印刷コスト約7.4円を新しく公表しました。
しかくこの記事では、EP-717Aから何が変わり、何がそのまま残ったのかを、エプソンの仕様表と特長ページを1行ずつ照らし合わせて説明します。もちろん、写真や年賀状を刷るふだんの性能もしっかり見ていきます。
コンパクトなプリンターの3つの困りごと

どれも、買ってしばらく使ってから気づく困りごとです。
1. 使わない付属品が箱に入っている
前モデルのEP-717Aは、Blu-ray/DVD/CDに印刷するためのディスクトレイを同梱していました。写真をディスクに焼かない家庭では、使わないまま箱にしまっておく付属品になります。
2. スマホとの接続でつまずく
いまのプリンターは、スマホやパソコンからWi-Fiで印刷するのが前提です。最初のWi-Fi設定で手が止まると、せっかく買ったプリンターを使い始めるのが遅れます。
3. 文書1枚の値段が分からない
EP-717Aの仕様表に載っていた印刷コストは、L判写真とA4カラー文書の2つでした。塾でもらったプリントをコピーして何度も解き直すと、刷るのはほとんどがモノクロです。そのA4モノクロ文書が1枚いくらかは、仕様表からは読み取れませんでした。
しかくEP-719Aで変わったのは、付属品・無線LAN・公表する数字の3つです。スマホの初期設定のように、EP-717Aから受け継いだ仕組みもあわせて見ていきます。
ディスクトレイは必要なときに選べる

EP-719Aは、ディスクトレイを同梱品から外し、別売りにしました。ディスクレーベルプリントの機能そのものは残っています。トレイを買い足せば、12cmのBlu-ray/DVD/CDのレーベル面に、フロントから手差しで印刷できます。
同じ秋に発売される上位機EP-889Aについて、エプソンは「ディスクトレイをオプション化し必要なお客様のみが選択できる仕様へ変更」と発表しています。EP-719Aの仕様表にも、ディスクレーベルプリントには別売りのディスクトレイが必要と書かれています。
箱の中身も整理されました。EP-717Aに入っていたソフトウェアディスクとハガキ印刷向き確認シートは同梱品の一覧から外れ、紙のスタートガイドと電源コード、保証書になっています。年賀状づくりに使うパソコン用アプリ「Epson Photo+」は、エプソンのサイトからダウンロードして使います。
しかく運動会や発表会の動画をディスクにして祖父母に送るご家庭なら、本体と一緒にディスクトレイも注文しておくと、届いたその日にレーベルまで仕上げられます。
スマホからWi-Fiの設定まで進められる

Wi-Fiまわりで変わったのは2つ、EP-717Aから受け継いだのは4つです。
EP-719Aで変わったこと
- 無線LANの規格にIEEE802.11k/v/rが加わった(つながるのは2.4GHz)
- ルーターのボタンで設定する方式はWPSとWCN。AOSSは外れた
AOSSのボタンで設定していた方は、ルーターのWPSボタンかアプリでつなぎます。
EP-717Aから受け継いだこと
- アプリ「Epson Smart Panel」がチャット形式で初期設定を案内。インクの充填中にWi-Fiの接続まで進む
- スマホを本体に近づけて機種名を選ぶだけで接続(Bluetooth LEを使用)
- 本体のQRコードをスマホの標準カメラで読み取って接続(iOS 11以降・Android 10以降)
- ルーターがない家でも、Wi-Fi Directでスマホから直接印刷
Aさん届いたその日から、スマホで撮った子どもの写真を刷れますか?
しかく先にスマホに「Epson Smart Panel」を入れてから電源を入れると、セットアップが終わったら同じアプリから、スマホの写真をそのまま印刷できます。パソコンを立ち上げる必要はありません。
A4モノクロ文書は1枚約7.4円

EP-719Aの仕様表には、A4モノクロ文書の印刷コスト約7.4円(税込)が新しく載りました。A4カラー文書は約21.2円で、EP-717Aと同じ数字です。
A4文書の印刷速度も新しく公表されています。カラー7.0ipm、モノクロ8.0ipmです。ipmは1分間に印刷できる枚数の目安で、モノクロなら1分で約8枚になります。
塾でもらったプリントは、書き込む前にコピーしておけば、同じ問題を何度でも解き直せます。毎日刷る枚数が決まっていれば、1か月のモノクロ代を前もって見積もれます。1枚約7.4円で、30日分を計算しました。
| 1日に刷る枚数 | 1か月(30日)の枚数 | モノクロ代の目安 |
|---|---|---|
| 2枚 | 60枚 | 約440円 |
| 4枚 | 120枚 | 約890円 |
| 6枚 | 180枚 | 約1,330円 |
A4モノクロ文書の印刷コスト約7.4円(税込)で計算
しかく塾のプリントを解き直すなら、コピーの「割り付け」でA4の2枚を1枚にまとめると、使う用紙が半分になります。色の付いた再生紙のプリントも、背景除去機能で紙の地の色を消してコピーできます。
ふだんの性能も6色カラリオ

変わったところは3つでした。写真と文書を刷る技術、コピーと手入れの機能は、すべてEP-717Aから受け継いでいます。
写真
- 6色の染料インク:薄いシアン・マゼンタが入り、肌や空のグラデーションがなめらか
- L判写真は約17秒(高速MACHヘッド)
- オートフォトファイン!EX:逆光で暗くなった顔も自動で明るく補正
年賀状とコピー
- 前面給紙:A4普通紙100枚・ハガキ40枚
- パソコン用アプリ「Epson Photo+」で、宛名面も絵柄面も作れる
- 割り付けコピー:A4の2枚を1枚にまとめられる
- 背景除去:再生紙の地の色を消してコピー
- 退色復元:色あせた写真を元の色合いに戻す
手入れと使い勝手
- かんたん画質調整機能:調整パターンを1枚刷ってスキャナーに読ませるだけで、ノズル抜けや横スジを自動で直す
- 動作音を低減するモード:夜の印刷に
- 1.44型カラー液晶・SDカードから直接プリント
- フチなし吸収材エラーのあとも、フチあり印刷は続けられる
インクが切れたとき
- 黒だけでモード:カラーが切れても最長5日間はモノクロ印刷できる(パソコンから)
- 黒インクセーブモード:黒が少ないときはカラーで代わりに刷る(Windowsから)
- インクは色ごとに交換
スマホ・クラウド
- 「Epson Creative Print」でコラージュやカード
- 外出先から印刷、LINE・Slackからも送れる
EP-719Aのスペック

| 項目 | EP-719A |
|---|---|
| インク | 6色・染料・独立型インク |
| 最高解像度 | 5,760×1,440dpi |
| 給紙 | 前面トレイ A4 最大100枚/ハガキ 最大40枚 |
| L判写真の印刷速度 | 約17秒(光沢紙) |
| A4文書の印刷速度 | カラー7.0ipm/モノクロ8.0ipm |
| 印刷コスト(税込) | L判写真 約37.3円/A4カラー文書 約21.2円/A4モノクロ文書 約7.4円 |
| 液晶 | 1.44型カラー |
| 無線LAN | IEEE802.11b/g/n(Wi-Fi 4)k/v/r・Wi-Fi Direct |
| メモリーカード | SD/SDHC/SDXC(64GBまで)ほか |
| ディスクレーベル | 対応(別売りのディスクトレイが必要) |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 収納時 390×338×163mm/使用時 390×504×163mm |
| 質量 | 約6.0kg |
| 発売 | 2026年10月29日 |
出典:エプソン公式 EP-719A・EP-717A 仕様ページ・特長ページ(2026年10月6日確認)
本体の大きさ・質量、写真の印刷速度とコストは、EP-717Aと同じ数字です。EP-717Aを置いていた棚なら、そのまま置き替えられます。
買う前にいちばん確認していただきたいのは使用時の奥行504mmです。収納時は338mmですが、印刷するときは前面のトレイを引き出すため、前に166mmほど張り出します。棚の奥行に加えて、手前に空けておく場所も測っておくと安心です。
型番・参考価格

| 型番 | 発売日 | 参考価格 |
|---|---|---|
| EP-719A | 2026年10月29日 | エプソン直販 25,850円(税込) |
エプソンの直販価格は25,850円(税込)です。楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングの価格は、発売後に出そろいます。ディスクレーベルを印刷する方は、別売りのディスクトレイも一緒に用意します。
よくある質問 Q&A

EP-717Aから何が変わりましたか?
ディスクトレイが同梱から別売りになりました。無線LANの規格にIEEE802.11k/v/rが加わり、かんたん設定はWPSとWCNになりました。仕様表には、A4モノクロ文書の印刷コスト約7.4円とA4文書の印刷速度(カラー7.0ipm・モノクロ8.0ipm)が新しく載っています。6色インク、本体の大きさ、写真の印刷速度とコスト、スマホでの初期セットアップや画質調整の機能はEP-717Aと同じです。
5GHzのWi-Fiにつながりますか?
EP-719Aは2.4GHzでつながります(IEEE802.11b/g/n)。同じ秋のカラリオ4機種のうち、5GHzに対応したのはEP-889Aだけです(エプソン発表)。
Blu-rayやDVDのレーベルに印刷できますか?
できます。別売りのディスクトレイを使い、12cmのBlu-ray/DVD/CDに前面から手差しで印刷します。
年賀状は刷れますか?
刷れます。前面のトレイにハガキを最大40枚セットでき、四辺フチなしにも対応しています。パソコン用アプリ「Epson Photo+」は住所録を登録でき、宛名面と絵柄面をこのアプリだけで作れます。
まとめ|エプソン EP-719A はこんな1台

EP-719Aは、EP-717Aの6色インクとコンパクトな本体を受け継ぎ、付属品・無線LAN・公表する数字を見直したモデルです。
使わない付属品には、別売りにしたディスクトレイ。スマホとの接続には、k/v/rが加わった無線LANと、WPS・WCN・アプリでのかんたん設定。文書1枚の値段には、新しく公表したA4モノクロ約7.4円。同梱品はスタートガイドが中心になりました。そのうえで、6色インク・L判約17秒・前面給紙・390×338mmの本体・SDカードスロット・1.44型液晶・チャット形式の初期セットアップ・かんたん画質調整機能・黒だけでモードと、基本の性能はEP-717Aからそのまま残っています。
買う前に見ていただきたいのは、使用時の奥行504mmと、ディスクに印刷するならディスクトレイが別売りであることです。
しかく写真も年賀状も塾プリントの復習も、棚の上の1台で刷りたい。そんなご家庭のための1台です。



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